日本の義務教育を受けただけで英語を話せるようになる人がほとんどいないことから分かるように、普通の高校レベルの英語ではアメリカの大学では全く通用しません。大学入学共通テストの英語で9割取れるような人でも、特別な対策をしなければTOEFLやIELTSなどのテストで入学基準を満たすのは難しいでしょう。以下のような実際の大学生活を送るのに必要なレベルが求められます。
- 英語で教科書が読めること
- 英語で論文を書けること
- 英語で議論やプレゼンテーションができること
- 英語の授業を理解できること
入学基準を満たすためには、高校までの単語力は文法が理解できていることを前提により実用的な英語の勉強が必要です。TOEFLやIELTSなどのテストでは以下のの4つのカテゴリーで英語力が測られます。
- Reading
- Writing
- Speaking
- Listening
どのカテゴリーについても慣れることが重要です。SpeakingとListeningは、ホームステイや英語学校に通うことで3~6ヶ月も英語の環境に身を置けばある程度は慣れると思います。しかし、日常生活で読み書きをする機会は多くはないため、ReadingとWritingは英語の環境で生活するだけでは伸び悩むことがあります。ReadingとWritingを伸ばすには日記を書いたり、本を読んだりして意図的に読み書きの機会を増やす必要があります。
英語に慣れるための選択肢の1つが英語学校に通うことです。BYU、BYUH、BYUIを目指す人が行くことが多い英語学校を紹介します。
元BYU教授によって設立された英語学校です。新潟県南魚沼郡湯沢町で英語だけで共同生活をしながら英語を学びます。オンラインのコースも用意されています。詳しくはみくに国際学園のウェブサイトから確認してください。
BYUが運営する英語学校です。BYUのTESOLの大学院生もしくは大学院卒業生が英語を教えます。ELCの生徒はBYUの施設を一部使用できますが、BYUの生徒ではありません。詳しくはELCのウェブサイトから確認してください。
BYUHは英語学校ではありませんが、English as an International Language(EIL)という留学生向けの英語のクラスがあることを考えると、英語学校を内包した大学と言えるでしょう。初めのうちははEILクラスを多めに取り、徐々に普通科目を増やしていくという流れになっています。詳しくはBYUHの紹介ページから確認してください。