- 場所: ユタ州プロボ
- 合格率: 66%
- 学生数: 34,937
- 専攻数: 198
- 授業数: 5,875
ソルトレイクシティから車で1時間ほどの小さな町プロボにある大学です。生徒の95.5%をアメリカ人が占めていて、アジア人は全体の3%程度です。その中でも日本人は韓国人や中国人に比べ少なく、在学しているのは10人程度です。BYUはアメリカの大学ランキングでも上位に入ることがあり、その魅力は世間からも認められています。
- No.1: お金を費やす価値がある大学 (Wall Street Journal)
- No.1: 最高のトレーニングを受けたビジネス学卒業生 (Bloomberg Businessweek)
- No.2: 会計修士号プログラム (U.S. News & World Report)
- No.2: 優れた大学図書館 (The Princeton Review)
- No.3: 起業学修士号プログラム(Entrepreneur/Princeton Review)
BYUには191のMajor(専攻)と113のMinor(副専攻)があり、基本的には自由に選択することができます。一部の人気のある専攻では、希望者全員がその専攻を選択できるわけではなく、学科に入るための選考プロセスが用意されています。各専攻で決められているPrerequisitesと呼ばれるクラスを修了し、GPAとエッセイで選考を受けなければなりません。選考が1年に1度しか行われない専攻もあるので、Prerequisitesが終わらずに選考を受けられなくならないように、計画的に授業を取る必要があります。
授業は20人程度の小規模のものから、800人を超えるような大規模なクラスもあります。留学生は各学期12単位以上(Spring/Summerは6単位)取る必要があり、一般的に平均的な成績を取るためには授業を含めて毎週3時間/単位の勉強時間が必要とされています。
BYUの教授は授業を教える以外に研究をしていて、学会で論文を発表する人も少なくありません。世間の動向に合わせて授業で教える内容も更新していくので、質の高い教育を受けることができます。
プロボには四季があるので、夏服も冬服も必要です。夏は気温こそ高くなるものの、湿度は高くないので日本よりも過ごしやすいです。冬場は雪も積もるのでコートは必需品です。
大学のキャンパス内に寮がありますが、少し高いので大学の周りの認可済みのアパートに住む人が多いです。結婚した夫婦にはBYUの運営するWymount TerraceやWyview Parkが人気です。
食事はMeal Planを取ることもできますが、少し割高です。キャンパスの近くにはスーパーや日本食を売っているアジアンマーケットがあるのでほとんどの人は自炊を選択します。昼食を用意するのが面倒な人はBYUのフードコートやカフェテリアで済ませる人もいます。美味しいお寿司やラーメンが食べられるレストランもあるので、日本食が恋しくなったら訪れてみると良いでしょう。
BYU生徒は電車やバスが無料で使えるので車が無くても生活はできます。プロボ駅から電車に乗ればソルトレレイクにも気軽に遊びに行くことができます。確かに車があれば便利ではあるので、学生でも車を持つ人も少なくないです。ユタ州の運転免許は5000円以下の費用で、教科書を見ながら受けられる筆記試験とかなり甘い実技試験だけで取得できます。ユタ州で運転免許を取得して、帰国後に日本の免許に書き換えるとお得かもしれません。
スポーツが盛んでフットボールやバスケットボールの試合には多くの人が押しかけます。BYUのチームはCougarsと呼ばれていてウェブサイトから活躍を確認できます。
ユタはとても自然に恵まれており様々な楽しみ方があります。春にはユタ州都のソルトレイクで桜を楽しめます。日本にいなくても日本の春の風物詩をユタでも堪能できるのはとても嬉しいです。
ハイキングやキャンプなどを楽しめる山がたくさんあります。ブライスキャニオン、ザイオン、アーチーズナショナルパークなどの有名なユタの国立公園は一度は訪れてみたいものです。
全米屈指のスキー場が多々あり、プロボから車で1時間程で行ける場所もあります。日本のスキー場では味わえないような最高な雪質の壮大なゲレンデを滑ることができます。
BYUには、楽しむことが目的のBYUSAクラブと、就活、進学、研究が目的のAcademicクラブがあり、合計で312クラブが存在します。
BYUSAクラブでは、サイクリングをしたり、映画を見たりと同じ趣味を持つ人が集まって楽しい活動をします。
Academicクラブでは、就活関連のワークショップを開催したり、企業を招いて会社説明会を開催したりします。クラブでの活動を通じてインターンシップや内定を獲得する人も少なくないです。有名企業からスポンサーされているクラブもあるので、クラブ活動を通してコネクションを広げる機会にもなります。
ほとんどの生徒がアルバイトと学業を両立しています。日本人生徒に人気なのは、MTCで宣教師をトレーニングする教師、BYUで日本語を学ぶ外国人を教える日本語クラスのティーチングアシスタント、掃除の仕事などです。たくさんの仕事の機会を通して様々なスキルや経験を身につけ将来の職業へ生かしましょう。
BYUの奨学金はGPAやその他の貢献度によって、授業料の半額か全額が給付される可能性があります。毎年奨学金が給付されるGPAのボーダーが変わるため、申し込むまで貰えるかどうかは分かりません。以前は選考後に奨学金が給付された生徒の平均GPAが公開されていましたが、非公開になりました。過去のデータを見てもかなり選考基準が高いことが分かるので、運がよければ貰える程度に捉えておきましょう。奨学金の選考に参加するには、年度ごとに申し込む必要があります(エッセイは任意)。場合によっては締切が学期の始まる9ヶ月前に設定されているので、予め確認しておいたほうが良いです。